■留萌本線完全消滅

いよいよ本年3月31日に「JR留萌本線廃止」が完全に消滅します。

留萌本線はかつては深川-留萌-増毛までの路線でしたが、2016年に留萌-増毛間が廃止となり、2023年には留萌-石狩沼田間が廃止となり、そして遂に深川-石狩沼田間が廃止となり、つまりこれで留萌本線は本当に消滅してしまいます。

1910年(明治43年)11月の開業ですから約115年の歴史です。

 

私は鉄道マニアでも何でもないのですが、留萌本線は高校生の頃は友達と海水浴に、大人になってからは輪行(留萌輪行-2013年)に使った事があり、また出掛けた際に駅でトイレを借りた事もある、思い出の路線なのです。

 

今回、記念に妻を誘ってその全ての駅を見て回ろうと思います。

上の図は2022年に作成した当時の留萌本線全駅の図です。

そして、2022年に当時の留萌本線の全ての駅を巡った記録はコチラ

まずは深川駅(ふかがわえき)。この駅は函館本線の途中駅だから廃駅にはなりません。この深川駅から枝分かれした留萌本線が廃線になります。

普段人気が全く無い駅ですが、かなりの人で賑わっているようです。

北一已駅(きたいちやんえき) 1955年(昭和30年)開業。

 

廃駅となった朱鞠内湖そばの宇津内仮乗降場を解体後に再利用して建てられた駅。

北海道の駅では良く聞く話ですが、地元住民の手によって解体した建物が運ばれ、ホームが作られたとの事です。自家用車の所有が難しかった時代、駅は地元住民にとっては何としても欲しいものだったのでしょうね。

 

70年の時が流れ、令和6年度の平均乗車数は、1.4人/日となってしまいました。

つまり、ここから通勤や通学でこの駅を使っている人はたった1人となってしまったのです。

(乗車数=乗る人、乗降数=乗る人と降りる人の合計)

この日、この駅は人で賑わっていました。全国から集まった鉄道ファンです。

そして記念品販売をしているのは地元深川の「深川鉄道歴史保存会」の若者2人。

皆さん同じ趣味の方が集結し、とても楽しそうにしています。

 

深川鉄道歴史保存会は深川の桜山公園に展示されているD51やC58(蒸気機関車)の整備を行っているそうです。

桜山公園には綺麗なトイレがあり、私は深川辺りに仕事で行った際に時間潰しで見学した事があります。

深川鉄道保存会は記念の到着証明書(上下画像)を無料配布されておりました。

難読駅としても有名でした。

やがて2両編成のディーゼル車がやってきました。

通常は1両なので期間限定ですね。

お客さんはほぼ満員です。

日本中から鉄道ファンが集まって来ており、熱気が凄いです。

なんと深川鉄道歴史保存会は立派な横断幕まで用意して乗客に手を振るサービスを行っていました。感動的でした。乗客の皆さんも大変喜んでいましたよ。

YouTubeにこんな動画を発見しました。

行動する若者は素晴らしい。

■秩父別駅(ちっぷべつえき)

1910年(明治43年)開業。人口2,116人の街の駅。

1日の平均乗車数20人。地元に高校が無い為、深川・旭川・滝川へ通学する高校生の利用が多い駅でした。

こちらの駅はそれなりに利用者も多く(と言っても1日20人余り)、石油ストーブが稼働していました。

おなじみの駅ノートを見てみよう。

全国から訪れた鉄道ファン、そしてかつてこの駅を利用し、通勤通学していた方々の寄せ書きがびっしりと書かれており、当時の様子が細かく書かれ、胸を打つ書き込みもあります。

ちなみに妻は全く無関心で、早く帰りたがっております。。^^;

秩父別の道の駅で休憩です。

■北秩父別駅(きたちっぷべつえき)

1956年(昭和31年)開業。令和4年乗車数0人/日・・・。

4年ぶりにこの駅に来てみましたが、

かつての駅舎が消え、プレハブ駅舎が建っていました。

2022年に訪れた時の画像。当時は掘立小屋の様な駅舎がありました。

wikipediaによると、この建物は開業当初から存在していたらしく、JR北海道や秩父別町どちらの所有でも無い事が判明しており、恐らく地元住民の手で建てられたという事です。

何ともいい話です。

そして最後は石狩沼田駅です。

駅では盛大なイベントが行われていました。

■石狩沼田駅

1910年(明治43年)開業。人口2,715人の街の駅。

 

沼田町にあるのに何故駅名が「石狩沼田駅」となったのかと言えば、群馬県に後から「沼田駅」が出来たから。(一番最初に駅が出来た時=明治時代 は沼田駅だったが、大正時代に後から出来た群馬の沼田に名前を譲り、石狩沼田駅に改称されている)

じゃあ何故石狩かと言うと、大昔は沼田町は石狩国管轄だったから。

 

ちなみに現在もある札沼線(さっしょうせん)という路線は、当初その起点は札幌で終点はここ沼田だった。今は札幌-北海道医療大学となっている為、札沼線という名前自体が矛盾しています。

 

令和6年度乗車数は43.6人/日。

まずは駅蕎麦でも頂くか・・

大好きな月見そば(480円)。この日は寒かったので最高でした。

私は蕎麦が大好きですが、蕎麦屋さんの暖簾で見掛ける「きそむ・・」みたいな3文字の元字は上の3つの漢字です。

幾・・いくつか、楚・・ほっそりした、者・・煮る者

 

そして読み方は「き・そ・ば」です。

「SOBAUCHI楽常」 さんから画像の引用です。

 

この説明をきちんと行うと文章が非常に長くなるのでこの辺で。

色々なお店が出店しております。

沼田黒毛和牛まん(600円)。

最初、道行く人が黒い石炭みたいなものをかじりながら歩いていたので驚きましたが、これだったんですね。沼田産の牛肉がとても美味しい肉まんでした。

 

他にも買い食いをしましたが、うっかり撮影を忘れ・・

さようなら・・ありがとう、留萌本線・・( ;; )