オトンルイ発電所が建て替えだって? 2022.6.11-12

先週は風が強く、自転車でキャンプ旅でもしようと思っていたのですが中止。

今週は今週で全道的に天気が芳しくない・・。

 

今週も出掛けるのはやめておこうと思ったのですが、掲示板で高速鯨さんから「オトンルイは今年で見納めかも?」という情報を頂き、急いで調べたところ、建て替え工事の計画が進んでおり、2023年4月から順次既存風車の撤去と新規風車の設置を進めるとの事でした。

 

現在の風車は2003年より稼働していて、大きさはローター込みで高さ99m、ローターの大きさは50.5mですが、新しい風車はかなり巨大なものになるようです。

 

また現在は3.1キロの距離で28基あるのですが、建て替え後は1基あたりの効率化により、風車の数が全部で5基~9基程度に減ってしまうらしく、そうなるとあの壮観な景色はもう見る事が出来なくなってしまうのです。

 

これは大変だ。オロロンラインのシンボルの一つでもある風車群を見納めしておかなければ・・。

 

という事で雷雨注意報が出るなど、かなり不安定な天候の中、オトンルイ発電所を目指し、オロロンラインを北上する事にします。

まずは旭川から日本海側の留萌に出ます。

ロードスターは既に一度雨に降られて汚れ気味・・。ただ、今日の天気は予報によると全道的に降ったりやんだりの良く分からないまだら的な感じのようです。

 

で、やってきたのは「スイートハウスのんのん」(上画像)さん。

何の用かって??・・

こちらでは最近画像コレクションを始めた昭和の思い出「タヌキケーキ」を購入。

タヌキケーキは最近静かなブームらしく、古くからのお店は勿論、新しいお店も作り始めているようです。

こちらのタヌキもいい表情をしています。ブームなのか私の後の札幌ナンバーのお客さんもタヌキケーキを注文していました。

 

「のんのん」さんの店主とお話をしましたが、創業は約50年前だそうです。店主は店と同じ位の年齢だと言っていました。同世代だな・・。

北海道一周の際、通り掛かりに寄って並んだものの、自分の前の組の人で品切れになってしまった「蕎麦からくれ」さん。

ただ本日は開店まであと30分だったのでまた次回としました。残念。

何度も雨に降られたり、急に青空になったり、慌ただしい天候。

通り掛かりにドライブイン「さわ」さんが目に留まりました・・。

今迄通り掛かる度にずっ~と気になっていましたが、ボロくて(失礼)何となく入りにくかったお店。しかし本日遂に入店します。

内装はとても綺麗です。ホッと一安心。

お店を切り盛りしているのは70歳前後と思われるお母さん一人です。

 

ネット上の噂通り、初見の客には愛想が悪いという事でしたが、営業職の長い百戦錬磨の私には関係ありません。

開店直後で客は私一人だったのでちょっと話しかけてみました。

 

私「このお店は創業何年ですか?」

お母さん「なんでそんな事聞くのよ!?」(←何かを怪しんでいる)

 

私「海が目の前に見えるお店でいいですね?」

お母さん「ココよりもっと見晴らしの良い所たくさんあるべ」という具合です。

 

でもすぐに「あんたの歳はいくつよ? 店はあんたよりは年下だな・・」とか「冬にここに来てみたらいい。地吹雪ですぐに嫌になるから・・」などと明らかに打ち解け系キャラです(なんじゃそりゃ)

刺身定食を注文。850円でこのボリューム。(エビの下にはヒラメもあります)

ご飯の影に隠れている漬物も結構沢山。サラダ的な付け合わせも量が多い。

味噌汁も美味しい。何ていう名前なのか、この海藻大好きなんですよね。

850円は安いです。また最初に出て来るお冷やは何とウーロン茶です(画像右にチラッと写っています)

 

ここはあくまでもドライブインなので、基本カツ丼とか、野菜炒めなどの食堂メニューが中心のトラックドライバーや地元民の方が愛する食堂です。

 

私の後に何人も常連のお客さんが来ましたが、

「ビックリとんかつ定食一つ!」(調理中のを見ましたが超分厚かった)

お母さん「ウチのはあれが標準だ!びっくり付けるな!」などと心温まる会話が続きます。

 

私はこういう地元の人に愛され続けているお店が好きなのだ!ウニシーズンに再びお邪魔してみよう!

そしてドライブインから約100キロ、オトンルイ発電所が近付いて来ました。

今日も変わらずズラーっと!! 並んでいます。

久々に近くに行ってみました。画像では伝わらないと思いますが、ロードスターが停車している場所から支柱までの距離は100m位あり、そばに行くと支柱は激太。超巨大です。高さは約100m。

3.1キロの距離に28基並んでいるから凄いのであって、これが来年以降、効率化で何分の1かに数が減ったら、壮大感も無くなるよなぁ。

反対側も。

この辺の景色は天候が悪くても悪いなりにイイ味が出るね。

地の果て感がいい。

まあ、よく雨が降ること。

今日は豊富町の兜沼公園に宿泊する事にします。豊富町と言えば酪農です。

アチコチに乳牛が放牧されており、車を停めると大抵何だろうと近づいて来ます。

ハイ到着です。今日は260キロ位走ったかな。

今日はオートサイトを使おうと来ました。オートサイト場自体が広大で、実にノビノビした雰囲気。客はまばらで素晴らしい。

料金は最も高い電源・シンク付きのもので2,610円(税込み)、何もないサイトだと1,570円と夢のような設定。

 

中頓別のピンネシリもそうだったのですが、近隣に観光地や飲食店、スーパーなどや温泉が少ないのが今一歩不人気な原因。

しかし、私にとっては最高の物件です。

 

ただ、雨がやまない。天気予報や雨雲レーダーを随時見ているのですが、見る度に雨雲の動きが変わる・・というか突如発生する状態で、寒いしとてもテントを張る気力が沸きません。

という事でバンガローを借りる事にしました。右の小さいのは私がロードスターでキャンプ旅を始めた頃に利用した小屋・・いやバンガロー、懐かしいなあ。

1,570円という安さです。

 

でも見れば見るほどアレなので今回は大きめのを借りる事にしました。

2009年当時の画像(上の画像)。バンガローっていうか物置・・

こちらのバンガローは2,840円。

テーブルが備品としてあり、便利でした。

コットを組み立ててシュラフで寝ます。

何と冷蔵庫があります。クーラーボックスより強く冷えそうなので、缶ビールなどの飲物や野菜を冷やしておきました。

このバンガロー、20アンペアまで使えるようなので、セラミックヒーターも持ち込んで(キャンプ専用ロードスターに常備してある)、かなり暖かくなりました。

シャワー室です。200円でシャワー室の権利を買い、夜の10時迄自由に使えるとの事。恐らく客が少ないからですね。ありがたいです。

シャワー室内は激狭です。一応脱衣スペースはありますが、脱衣スペースで立って撮影した場合、上の通りシャワー室の床まで撮影出来ません。

 

でもお湯はガンガン出ますし、古いものの綺麗に管理されているので全く問題ありません。

晩御飯の準備。どこかで弁当でも買って来ようかとも思ったのですが、一応自炊します。セイコーマートで野菜類も買ってきました。今日はポトフです。簡単で美味しく、大好きなのです。

アスパラ、ネギ、タマネギ、ニンジン、ジャガイモ、

そしてチーズ入りソーセージを入れるだけ。

味付けはコンソメと塩、コショウのみ。

コンビニで買ってきたおにぎり&キリンラガービールで頂きます。

ちょっと寒い日だったので温まって最高です。

夕食後は以前に大人買いをした「特上カバチ」を読みます。行政書士事務所が舞台となったマンガでドラマ化もされました。カバチとは屁理屈を言う人を指します。

理屈や屁理屈で問題解決をするという事なのです。

 

面白いと言えば面白いのですが、悲惨な人ばかりが相談者として出て来るのと、ついつい分からない法律を調べてしまうので読んでいて非常に疲れるマンガです。

そして日中に買っていた「のんのん」さんのタヌキケーキを頂きます。

同時購入の隣のお菓子は食べ切れなかったので家に持ち帰りました。

ナカナカ良い表情をしているではないですか。ソフトクーラーボックスで運んだので潰れない様にするのに気を遣いました。

 

ちなみに下の画像はコレクション第一弾、「賞花堂」さんのポンタケーキです。

今年5月に食べた「賞花堂」さんのポンタケーキ

 

歯を磨いて午後8時過ぎには寝ていました・・

(毎朝午前3時に起きているので眠くなるのです)

 

午前3時過ぎ、いつも通り目が覚めました。途中午前1時から始まるオードリーのオールナイトニッポンを少し聴いたりもしていましたが、こちらは田舎のキャンプ場でありながらラジオの電波状況が素晴らしく良かったです。

大抵のキャンプ場は綺麗に聴けないものなのです。

 

ラジコでも良いのですが、私は長年連れ添ったこのラジオで聴きたいのです。

朝食のパンを食べながら今日の計画をipadを使って考えます・・。ただ、今日は仕事も溜まっているのでさっさと帰ります(さっさと帰るのはいつもの事です)。

 

それに早朝のドライブは邪魔が一切いないのでノンビリ走れて、この上なく気持ちイイのです。私はロードスターで好きな音楽を聴きながら走るのが好きなのです。

まだ午前3時半でエンジン音を響かせるのは若干気が引けます。

という事で場内を少し散歩します。

夜間は上画像のゲートがあるので建前上キャンプ場への出入りはできません。ただ、早朝に出発したい人は特別な方法で開錠する方法を教えて貰えます。

管理棟です。中には休憩所もあります。日中は管理人さんがお二人いらっしゃいましたが、とても明るく親切な方々でした。

管理棟のトイレ(24時間いつでも使える)は

ウォームレット&ウォシュレット付きでした。

(場内の他のトイレはここまで立派ではありません)

場内はとても広く、トイレや炊事棟もいくつかあります。

昭和な雰囲気のキャンプ場ですが、林間の雰囲気が良く、また芝の手入れや設備の管理はかなり行き届いており、更に利用者が少ないのでソロキャンパーにはおススメのキャンプ場です。

午前5時、ゲートを管理人さんに教えて貰った

特別な方法!?で開錠して出発します。

キャンプ場そばの雨の踏切り。

この季節は格別に雰囲気が良いですね。

濡れた緑やレールががモヤモヤとした静けさを見せ、

ただ一方でいずれ鉄の塊がこの上を走るという緊張感。

芝のロールがずっと向こうまで・・。雨が断続的に降り続けましたが、まあそれはそれで楽しいドライブです。帰宅後の洗車が大変だけど・・。

途中、中川町の北海道命名の地より稚内に路肩に「松浦武四郎 踏査地」の木碑が見えたので立ち寄ってみました。私は今回初めて見たので、多分ここ2~3年で建ったものだと思います。

 

松浦武四郎は「北海道」を命名した人で、北海道に何度も調査に訪れ、アイヌ人と深く交流し、アイヌ人やその文化を尊重した方です。

和人のアイヌに対する圧政について幕府に訴えたものの叶わず、開拓使の職を離れ、従五位(貴族)の立場を返上しました。

 

北海道の地名の8割はアイヌ語に由来するものらしく、北海道中をアイヌ人と共に歩き、9,800ものアイヌ語地名を記した松浦武四郎の存在は極めて大きいものと思われます。

 

2019年に嵐のマツジュンが主人公役でドラマ化しています

北海道命名の地も10キロほど南下した所にあります。

今回は行きませんでしたが、何年か前に行った事があります(下画像)

 2019年 北海道命名の地にて(字は高橋はるみ元北海道知事)

なぜこの至近距離に似た様な2つの木碑があるのか??と考えてみました。

それぞれ建っている場所が「中川町」と「音威子府村」なのです。先に音威子府村に木碑が出来、我が町にもという事で中川町も建てたのではないでしょうか?

推測ですが・・。

 

午前5時にキャンプ場を出発、220キロを走り、午前9時には自宅に到着、その後の1日を全く別な事に使う事が出来ました。

早朝出発はストレスフリー走行が出来、1日を2倍使えます!?

 

 

という事でまた^^/