■オロロンラインドライブ旅

おい、何だって? また週末は全道的に雨だって!?。土日にピッタリ来る雨ローテーションはいい加減にして欲しいものですねぇ。

 

毎回毎回ドロドロになるロードスターの洗車にいい加減ウンザリし、先週はキューブで出掛けたものの、目的地に行くまでのドライブが面白くない。

キューブに特段の不満は無いのだが、普通で面白みに欠けるのです。

(フォレスターも似た様なもの・ジムニーでの遠方ドライブは遅くてストレス大)

 

ロードスターはオープン、MT、軽量、FRという五感にダイレクトに刺激をくれる楽しさ満載のクルマなのです。

 

という事で、今回はドロドロになってもイイのでロードスターの出動。

ただ、行きたい道東や道南は土砂降りらしいので、北上するしかない。

 

PM2時位迄は天気が持ちそうな、初山別「みさき台公園オートキャンプ場」をセレクト

このキャンプ場は人気が高く、過去に予約の電話を数度した事があるが、いつも満席。しかし、今回は天候の崩れもあり、朝一で電話したところ、キャンセルが1つあった。ラッキー。

夜は雨が降り、更に風速6mの予報だったので、久々にドマドームを使う事に。アライの山岳でも使えるテントですね。広い前室で料理が出来ます。

海岸線の高台にあるキャンプ場で、瞬間的にどんな風が吹くか分かりません。

一瞬でも風速10m/sの風が吹けば、ヤワなタープはぶっ飛びます。

一応出掛ける直前にテントチェックをしてみたら・・案の定ショックコードが伸びていたので、大事をとって全交換する事に。これに30分も掛かってしまった・・。

神居古潭トンネル手雨、道北バス夢殿観音前停留所でオープンにして撮影。

今日はロードスターのオープンドライブを楽しむ為、少々遠回りして初山別迄行きます。黒い雲があちこちに見える。途中、雨が降りませんように・・。

新十津川に広がる田園風景。素晴らしい稲の実りです。

 

奈良県にある十津川村をご存知の方なら新十津川を「アレ!?」と思うでしょう。

1889年(明治22年)、奈良県の十津川郷で大洪水が発生、死者168名、全壊家屋426戸、多くの耕地が滅失するなど未曽有の大災害となり、それをきっかけに新天地を求め、600戸2,489名が北海道開拓の為に移住をしたのです。

吉野公園キャンプ場の吉野という地名も故郷の地名から来ています。

 

新十津川から日本海側の浜益に抜ける道道451号線は、結構好きな道だ。いわゆるワインディングロードなのだ。交通量はほとんどなく、コーナーが続くだけではなく、道路そのものがうねっている箇所が沢山あるのだ。

オーバーに言えばラグナセカのコークスクリューコーナーの様な・・

(上)ラグナセカのコークスクリューコーナー

浜益の秀峰「黄金山」が左後方に見えます。雲が無ければ「ピノ」のようなまるで人が作った様な山の形が見えます。

黄金山はこんな形の山です。自分は妻が買って来たピノを1年に1回位しか食べないのですが、改めてピノって森永だったっけ?

自分の中のピノはエスキモーのピノだ。

最後の「by エスキモ~」というフレーズが懐かしい。

 

ただ、元々エスキモーブランドは森永のブランドだったらしく、

2010年に森永がそのブランド使用をやめたのが無くなった理由。

エスキモーが差別用語に当たる事があったらしいのだ。

さあ、ようやく日本海側に出てきました。雨にはほとんど降られていません。ここから初山別まで一気に北上します。

オープンカーと言えば、「晴天&海岸線」が定番ですが、実は晴天は非常に厳しい。ずっと日光浴をしている状態になり、熱射病になりかねません。

今日みたいな気温23℃、曇り位の天候がオープンドライブを最も楽しめます。

雄冬の手前で。海側のこのバリケードの様なものは一体何なんだろう(この辺は海が荒々しいので防波フェンスだと思いますが・・それにしても背が高い)

雄冬を通過。雄冬野営場ではキャンプをしている人がいました。

非常に珍しい、国道と海岸の間にあるキャンプ場です。

綺麗な炊事場とトイレがあるので設備的には問題ないのですが、昔、ここにテントを張って寝た際、夜間トラックが通る度に近くの橋の継ぎ目で大きな振動音が発生し、眠り難かったのを覚えています。

歩古丹小学校跡地横を走り抜け・・

増毛の街を通り過ぎ・・。

とにかく雨が降る前にテントを張りたい一心・・。

道北最大の海水浴場、ゴールデンビーチ留萌横にて。

たまに晴れる。

黄金岬の夏季限定の飲食店群。人出もまずまずで、

まだ暫くは営業を続けそうだ。

黄金岬キャンプ場。無料の猫の額ほどの広さの細長いキャンプ場。チャリンコで来た時も含め、2回ほど利用した事がある。

雄冬野営場と同じで、中々楽しいキャンプ場。

 

JR留萌本線が2023年に廃止になる可能性があり、本当は輪行で留萌本線を使い、このキャンプ場を利用したかったが、日照時間の都合で(というか私の都合なんだけど)輪行は出来ない。残念だ。

天気も予想外に良く、オープンドライブを楽しめる。

やはり海岸線は時計回りに走った方が断然景色が良い。

さあ、自宅から約250km走って、本日の宿泊地「初山別みさき台公園オートキャンプ場」に到着。ココは場所によっては見晴らしが最高に素晴らしいのです。

私は電源あり・シンクありのサイトを借りました(3,500円)。入場料は無く、サイト使用料のみの支払いです。

ココは景色も良いですが、サイトが広いのも特長です。

という事で設営。画像では見え難いですが、

水平線に利尻富士が見えます。

天気が良かったら最高なのですが。。

夕ご飯前に近くの「岬の湯」でひとっ風呂。(500円)

ここはAM6:30から「早朝日帰り温泉」もやっており、キャンプ場で100円割引券をもらえます(早朝のみ使える割引券)。

天気は悪いですが満席です。

(上)カメノコテントウ。小学生の頃は今の様なデジタル的ゲームもなく、友達と公園で野球をするか、虫取りをしていたものです。クワガタなんかは普通で、ミズカマキリを探しに遠くの沼まで行ったり、山にニホンザリガニを捕りに行ったり、中々ハードに動いていました。

当時は色んな虫を捕って来ては飼っていたなあ。アリまで飼って、家中に逃げ出し、怒られた事も・・

「札幌の昆虫」という本を数年前に買っていて、

家に帰って来てはキャンプ地で見掛けた昆虫の名前を調べています。

 

最近はグーグルの画像検索で即答だ。

便利な世の中になりました。

さあ、今日は手巻き寿司なのだ。

 

EPIgasのREVO-3700を久々に持ってきました。ちなみに私はガス缶カバーは付けない派です。(虚飾を排しています^^;)

鍋も何年ぶりかで使うUNIFLAMEのライスクッカー。

テーブルも懐かしのスノーピークのbaja400を引っ張り出してきました。

 

昔は色々と道具を買って楽しんでしましたが、今では飽きて余程のものが無ければ購入意欲はサッパリ。最近は空前のキャンプブームで気の利いたイイ商品が沢山出ていますけれどもね。

UNIFLAMEのライスクッカーは

メスティンより楽に美味しいご飯が炊けます。

ただ持ち歩きに嵩張るんだよな。

おっと、酢飯にするのも忘れないぜ。

羽幌のスーパーで買ってきた刺身を広げて頂きます!

 

ホントはビールを飲みたかったのだが、

トイレが150m位離れており、

雨の中、何度も行ってられないので日本酒で乾杯だ。

ドマドーム内から目の前の海を見ながら(見えてない;)

PM8時、突如嵐になりテントを全閉。

周囲では悲鳴が聞こえる。。

 

そして眠くなってきたのでおやすみなさいzzz。。

(毎朝3時に起きているので眠くなる)

AM1時、目が覚めた(キャンプの時はいつも通り)。

数十メートル先のどこかでまだ宴会を続けている人達がいるようだ・・。

自分達は小さな声で話しているつもりかも知れないが、酔っていると思われ、音量は大きい。更に静かなキャンプ場ではどこまでも声が筒抜けなのだ。

近隣のテントから苦情を言いたいが我慢しようという声も聞こえる。

せめてPM10時頃には静かにするべきですねえ。

 

私はうるさくて起きた訳でもないので、問題ありませんが。

(結局そのお喋りはAM3時頃まで続きました・・凄い体力だな)

モカを淹れ、豆だらけパンをおやつにオードリーのオールナイトニッポンを「極小」の音で楽しむのだった。

 

今回は使いませんでしたが、私はいざという時の為に耳栓を用意しています。最近こんな密集したキャンプ場には行っていなかったので、改めて近隣に気を遣わないキャンプ場はイイなあ・・と思いました。

私自身が午前1時2時にゴソゴソと何かをしたいタイプなので疲れるのです。

二度寝した後、夜明け少し前にテントから出てトイレに。

海は静穏。

雲はどす黒く、まるで地獄の空のよう。

振り返って撮影。

カメラで明るく撮れているだけで、

実際はもっと真っ暗。

AM5時、夜が明けたので少し早いが朝食です。

期限切れ間近のアマノフーズの牛とじ丼を同じくフリーズドライのナスの味噌汁やサラダと共に頂きます。

アルミのカップで0.5合のご飯を炊き9割位炊けたところで、牛とじ丼を入れ、水を100CC入れて更に10分程煮込むと・・

美味しそうな牛とじ丼の完成です。

という事でAM6:30にキャンプ場を出発!。

邪魔のいないノンビリ早朝ドライブが好きなんです。

天気は悪いですが、鉛色の海を見ながらも悪くない。

雨が止めばオープン走行。

こんな雨上がりの田舎道、

気持ち良いとしか言いようがないです。

帰りは霧立峠経由(内陸経由)で帰ります。

ロードスターの老体に塩水を恐れ・・

 

ココもほぼ交通量が無いので走りやすい。

鷹栖町、維文峠にて。

 

最近天候のせいでどうにもこうにも

思い通りの方角に行く事が出来ないが、

今回は新しいキャンプ場も利用できたし、

自炊も楽しく大変充実した旅になりました。

 

自宅にはAM9時には到着、

家事や仕事を片付けました。

1泊2日ですが、早朝にキャンプ場を出発すると

日曜日は丸ごと違う事に使えます。

 

ではまた!^^/