■帯広方面100年食堂の旅 2020.7.18

 バックパックにテントから食料まで全て詰め込んでみたものの・・
 バックパックにテントから食料まで全て詰め込んでみたものの・・

 

今回の週末は大雪山の中岳温泉(=野湯→山の中腹にお湯が沸いている)で湯浴みし、そのまま山でテント泊を画策していたのですが、どうも天気が良く、平地では気温が30℃超えらしいのです。

一泊二日で一体何リットルの水を担いで行けば良いのだ??

2リットルじゃあ足りないだろう。マージンをとって3リットル??・・

私は登山ビギナーなので、テントやシュラフ一式の他に水を背負って登山するっていうのはとても辛い。

 

60リットルのバックパックに全てを詰め込んでみたところ、荷物の重さが10キロを軽く超えている・・

 

当日の朝まで一応予定通り行くつもりでしたが、全て準備が整った状態でバックパックをエイッと担いだら、その重さで急にやる気が無くなりました・・

 

「また今度にしよう・・・」静かにバックパックを床に降ろしたのでした。。

という事で、今回は予定変更、妻を誘って今年100周年を迎えた飲食店2店舗を訪問してみます。尚、キャンプ嫌いの妻の意向によってキャンプはしません。

日帰りです。お馴染み、上富良野の「かんのファーム」さん。

中富良野の国道を外して走るとこんな景色も。観賞用のラベンダー畑ではなく、市場に出荷用のラベンダー畑です。一面ラベンダー色で暫く眺めてしまいました。

信号のある中富良野や富良野の街を避け、ひたすら農道を走ります。こんな何の変哲もない田舎道もオープンで走るととても楽しいです。

北海道の夏です。

100年食堂1軒目、「そば処みなとや」さんです。こちらのお店は創業1920年。1920年と言えば、ロードスターのメーカーであるマツダの前身「東洋工業」の設立された年です。

また、早稲田大学や慶應義塾大学の設立された年でもあります。100年って凄いですね~。

このお店、定休日は日曜日の上、営業時間が11時~15時までと非常に短時間の為、訪問するのも大変です。

この日はオープンと同時に入店しましたが、あっという間に店内は満席になりました。駐車場も店舗隣と道路を挟んだ向かいに相当大きいものが用意されておりますので便利です。

店内は非常に綺麗です。100年食堂の法則の一つに店内が極めて清潔で整理整頓されているというものがあります。「清潔・整理整頓」これは必然の様です。

妻も私も「もり(700円)」を頂きます。

麺は細目ですがコシがあり、蕎麦の風味も素晴らしいです。こういった麺を食べた記憶はありません。とても好きな麺です。汁もカツオが効いていて、しょっぱ過ぎず、安定感があります。是非また立ち寄りたいお店です。

続いてやって来ましたのは帯広市内の「そば処丸福本店」さんです。もちろんコチラも今年100周年を迎えた蕎麦店です。

この複雑な造形をした建物、何となくジブリ感が漂います。

100年の重厚感。

入り口のイーゼルスタンドには「100周年感謝」のお知らせが。そうです、この為に私 旭川からやってきましたよ。

さあ、本日2食目の蕎麦です。蕎麦はいたって普通な感じ。汁はちょっとしょっぱ目ですが、私はしょっぱいのも好きなので問題ありません。

店内は新型コロナ対策が十分に施されており、苦労が忍ばれます。ホント、飲食店は大変ですね・・。しかし、綺麗な店内です。

続いては北海道を代表する菓子店、「六花亭帯広本店」さんに立ち寄ります。ここの喫茶室でお茶をしようと思って来ました。

ショートケーキ(税込み250円)。安いですね~。もうショートケーキで200円台なんて無いと思っていましたよ。兎に角安いです。

賞味期限3時間のサクサクパイ。

ここで食べようと思ってきたのですが、喫茶室では取り扱っておらず、喫茶室とは別にサクサクパイが食べられる立ち食いコーナーもあったのですが、立ち食いは余り好きではないのでお土産だけ買って退店しました。

シアトルスポーツのフロストパックに保冷剤を入れてきました。このフロストパックは床面積が広いクーラーなので、握り寿司のパックなども中身がグチャグチャにならず余裕で入ります。

ちなみに私のフロストパックはMADE IN USAです(現在新品で買えるのは東南アジア製)。ま、大して自慢にならない、自己満足の世界ですが。

さて、、こちらは・・・ ハイまたしても六花亭さんです。中札内にある「六花の森」にやってきました。

入場料一人1,000円×2を支払い(意外と高いな・・)、入場します。

広大な敷地が綺麗に整備されています。

所々に小さめの美術館が建っていて、六花亭の包装紙のデザインをした坂本直行氏の作品を鑑賞する事が出来ます。北海道帝国大学(現在の北海道大学)で農学について研究した坂本氏の様々な絵は研究者ならではの視点で描かれながらも馴染みやすいタッチで私はとても好きです。ナカナカ楽しいですよ。

 

※著作権の問題があって館内の作品を撮影出来ませんでした

お馴染みの六花亭の包装紙。

上の包装紙の左下には「千秋庵」の文字が見えますが、

六花亭は1977年に千秋庵から独立した会社なのです。

坂本氏は登山も趣味でした。

可憐な花(植物の事は詳しくない)にオオマルハナバチ。

花はシーズンを過ぎたのかお疲れ気味でしたが、

まずまずの雰囲気。

そして・・何とまあ美しい建物「六'cafe」

(ロッカフェと読みます)

カレーやシチューなどの軽食の他、

本業のお菓子がメニューです。

手前が自分用のショートケーキ。

向こうが妻が注文したプリンアラモード。

それとそれぞれに・・

バターサンドも付けてみました。実は私、バターサンドが苦手なのです。何だかモッサリしていてくどい・・。 こちらでは出来立てのバターサンドが食べられるので、どうかな?と思って食べてみました。

まあ、出来立てなので時間が経ったものよりは良いですが、やっぱり苦手かな?

このカフェは学校祭の喫茶店を

グレードアップしたような・・

そんな雰囲気のお店でした。

続いて来ましたのは・・。

懐かしの幸福駅です。この駅は1987年に広尾線の廃線に伴って廃駅となりましたが、駅名の縁起が良いという事で、いまだに観光地として賑わっております。

妻もご機嫌です。

懐かしいですね。広尾線には愛国駅もあって、

縁起が良い×2でした。

綺麗にレストアされた懐かしい車体も飾られています。

(私は鉄道は詳しくありません)

土産物屋さんでは面白いものを見掛けました。

このTシャツのデザイン・・・これ、40年前から変わってないでしょ?

1980年代そのまま・・・。凄いわ~。昔の絵ってこんなんだったな~。(キャラクターはキタキツネです)

妻のたっての希望で(妻は初めて)、インデアン(インディアンではありませんよ)さんに立ち寄ります。午後4時半なのでこれが夕食ですね。

帯広のソウルフードで1968年に第一号店が誕生しました。

そしてこのお店の大元は100年食堂で有名な「ふじもり」さんです。

一番ベーシックな「インデアン(税込み453円)」を頂きました。何ていうか安心の美味しさなんだよな~。私達が食事中には近所の方が鍋を持って「ルー」だけを買いに来ていました。これもお馴染みの風景なんですよね。

本日は忙しかったですね~。

①新得みなとや→②帯広丸福→③六花亭帯広本店→④中札内 六’cafe→⑤帯広インデアン→そして・・⑥音更の柳月スイートピアガーデンです。

今迄何度か来た事があるのですが、

こんなに空いているのは初めて。ガラガラです。

ショートケーキはお持ち帰り230円(税込み)!です。

安いなあ。

イートインの場合は234円(税込み)です。

面倒な税計算だなあ。

現地店頭販売のみのお土産を幾つか購入し、

帰宅の途につきます。

前々から気になっていた士幌の床屋さん。店名が気になっていました。何だかBARBER...BARBER???何かBARが多くないかと思っていたのですが、今回ゆっくり店舗の前を走って分かりました。「BAR BER BABA」(バーバー馬場さん)だったんですね。。

糠平温泉郷を駆け抜け・・

松見大橋を駆け上がり・・

三国峠にて・・

北海道の国道の峠では

最も標高の高い1,139mです。

層雲峡温泉街。結構観光客の車が止まっていました。道民割(北海道で実施されているGO TOキャンペーンみたいなもの)の効果でしょうか・・

 

という事でこの旅はこれにて終了。

ノーキャンプでしたが、楽しかったです

 

 

さて、6月に白滝で捕って来たヒメギスとキリギリスのその後ですが、ヒメギス4匹は無事成虫になり、立派な羽が揃いました。

左がオスで右がメスです。ヒメギスはキリギリスより一回り小さいのですが、黒光りしてナカナカ精悍です。

キリギリス達が成虫になるのはもう少し後。何日かおきに脱皮して大きくなっています。脱皮を観察するのはとても楽しいです。30分位時間を掛け、触覚一本まで全てスッポリと抜け切るのです。

翌19日(日曜日)・・・

ヒメギス達が全員成虫になり、私も十分観察できましたので、故郷に帰って頂くべく、自宅から70キロ離れた白滝=ヒメギスの故郷まで高速道路を利用して一気に行きます。

ヒメギスを放すのは近所の草むらでも良いのですが、ここは故郷にこだわります。

 

1人は寂しいので、無理やり妻(虫嫌い)を誘って・・・

「道の駅しらたき」でソフトクリーム(250円税込み)を頂きます。今時250円でソフトクリームを食べられるなんて貴重です。バニラが効いていてとても美味しいです。尚、近くの道の駅丸瀬布でも250円ですよ。

白滝高原キャンプ場の・・・

故郷に帰郷して頂きます。

やっぱり野生が似合うね・・。。

ヒメギス達・・・さようなら。。

元気でな!!鳥に食べられるなよ!

 

キリギリスは成虫になってからまた連れて来ます。

(結構マメな私です)

帰りに上川の「よし乃」さんに立ち寄って

ラーメンを食べて帰ります。

上川のよし乃さんに来たのは何年ぶりだろうか。相変わらず美味しいです。私はラーメンには必ずライスを付けます。ゴールデンコンビです。

昨日何種類か買って来たお菓子の中でも「三方六(はちみつレモン)」と「濃厚ガーデンプリン」は美味しかった。

特に濃厚ガーデンプリンは私が今迄食べたプリンの中で最も美味しいと断言します。(どうせ予想の範囲内の美味しさだろうと食べる前に撮影をしませんでした。失敗)

 

但し、これは柳月のスイートピアガーデン店頭のみの販売なのでお取り寄せが出来ません。皆様も近くに行かれましたら是非食べてみて下さい。ビックリするほど味わいが深く、美味しいですよ。

 

ではまた! 今度はどこに行こうかな~。