◆函館へ行く 2013年5月25日~26日

息子が週末部活が休みなのでフェリーに乗って本州に行ってみたいと言い出した。

むむむ・・自分も本州にクルマで行ってみたい。そこで色々とスケジュール立てを試みたのだが、土日では時間的にかなりの無理がある。

 

北海道江差沖にある奥尻島でも・・と思ったが、こちらにしてもやはり時間的にギリギリだ。それに車でフェリーを使うと車1台人間1人で片道1万円以上掛かるので大慌てのスケジュールだと勿体無いしなぁ。

 

ま、とりあえず’行けるとこまで行ってみる‘作戦発動だ。

午前6時丁度に旭川を出発。ひとまず函館方面を目指す。札幌までは高速移動。

札幌で高速を降り、230号でもって定山渓⇒中山峠。ずっと向こうに雲で隠れた羊蹄山が見える。峠付近はまだ雪が残っている。

上)中山峠

道の駅230ルスツ。午前10時前だったので買い食い出来ず。

洞爺湖の横を通り、太平洋沿岸に出る。信号もほとんど無く、ノンビリとドライブを楽しめた。

国道37号線(静狩国道) 長万部市街まであと8キロ地点
国道37号線(静狩国道) 長万部市街まであと8キロ地点

静狩街道。私はこの道路が今一つ好きになれない。左に噴火湾があるのに何だか殺風景だし、ここを通過するクルマで時折信じられないスピードで走るのがいるからだ。いや皆の平均巡航速度は時速80キロオーバーではないのか?

私もすっかりオッサンなので、一に安全、二にノンビリがモットーなのだ。

国道5号線(大沼国道) 七飯町鳴川
国道5号線(大沼国道) 七飯町鳴川

見事な松並木。旭川ではこんなのは見られないからなあ。

しみじみと遠くに来た感じがする。

函館市‎桔梗‎1丁目‎
函館市‎桔梗‎1丁目‎

お昼過ぎに函館到着。まずは腹ごしらえだ。

はい。毎度お馴染み「どんぶり横丁市場」でございます。

400キロの長旅だったが息子は割と元気。(当然私は全く余裕^^) 

函館朝市&どんぶり横丁は函館駅の隣です。

こちらには今まで何回来たかな? 今回は行った事のない櫻桂(おうけい)だ。

ライバル店が沢山ひしめき合っているので、価格はこなれている。

息子はカニ・イクラ丼(1,500円)、私は函館開港150周年記念丼(1,500円)

しかし、私のマグロの刺身の色・・・何度も冷解凍を繰り返したのだろうか・・

かなり引いたぜ。

次はお決まりの函館山。昼間はマイカー規制がありません。

函館山登山途中に息子が私を写す。結構太っているなぁ。毎日走ろ・・

昼間の函館山からの景観も中々のものです。

小学生の頃、この景色を渡島半島だと思っていた・・・^^;(分かるかな?)

函館市内のスーパーで食べ物等を調達し、はこだてオートキャンプ場に乗り込む!

ここは一人では絶対来ないであろう完全なファミリーキャンプ場だ。

センターハウス
センターハウス

オートサイト料金4,000円(流し台・電源なし)を支払い入場。

4,000円は高い様な気もするが、施設の内容を見れば納得感が高い。

とても整備が行き届いたオートサイト
とても整備が行き届いたオートサイト

夏場には満杯になるであろうオートサイトも本日は我々のみ。

隣のフリーサイトには何組かのキャンパー、キャビンサイトにも1集団がいたので、寂しい感じでもない。むしろ好感だ。

テントを張って早速食事。

息子も中学生になり、何かと使えるようになってきて楽だ。

こういう時、私は魚貝類野菜派、息子は肉派だ。それぞれの希望を満たした各食物の少量の買い出しが難しい。

食事が終わるとそこいらで拾って来た木で楽しい焚き火。

そして夜が明け・・・

午前4時私だけ起床。そばのキャビンの若者達が午前1時近くまで盛り上がっていたのでイマイチ寝不足。公共の場にはルールがあるので守りましょう。ま、若い時って誰でもそんなもんだけどさ。私は人間が出来ておりますので!?目くじらは立てません。

洗顔がてらに施設撮影。上)トイレ。

とても綺麗です。洗面場も別室に設けられています。

例えば各サイトの表札!?の下にちょっとしたお花が植えられている。

なかなかの心遣いでホンワカするのである。

シャワールーム
シャワールーム

24時間利用可能なシャワールームが何室かあるので便利。私が今迄行ったキャンプ場では利用時間が大抵午後8時か9時で終わりとなっていたはずだ。

料金は100円で5分間利用可。

他に洗濯機や乾燥機もあります。

午前6時、息子はまだグッスリ。今日はいい天気になりそうだ。

コーヒーを淹れる。涼しい朝の空気にコーヒーのかほりが漂う。

トーストを焼いてマヨネーズとトマトをのせて食べる。簡単だけど美味しい。

午前8時キャンプ場を出発。息子が寝坊助でいつもより1時間以上遅い出発だ。

キャンプ場を出てすぐ。スカッとしたいい天気だ。

今回の旅行のカメラマンは息子。四苦八苦していたが・・。

上)太平洋セメント 海上桟橋

生産されたセメントなどを大型船で道内及び首都圏へ出荷しているそう。

いつ見ても壮観な風景。

北島三郎の故郷、知内。道の駅ではサブちゃんの歌がエンドレスで流れている。

北海道も南の方だと緑が濃いなあ。もう初夏の雰囲気だ。

この時期は観光客が嘘の様に殆んどいない。

息子はスポーツ全般が好きで、道新スポーツ(スポーツ新聞)も購読している。

福島町が生んだ横綱である千代の山、千代の富士の記念館に寄る事に。

私は前に来た事があります。 

入場料は1人500円でしたが、青函トンネル記念館(単体で400円)との共通チケットを買えば700円との事でそちらを購入(合わせて200円お得です)

小さな福島町には不釣り合いなほど立派な記念館だ。

そうだよなぁ。二人も横綱が輩出されているんだからねぇ。

一番手前のトロフィー(首相が優勝力士に渡すアレね)は高さが1m近くあるのではないか?兎に角馬鹿でかい。

稽古場があり、夏には九重部屋が公開合宿するらしい。

次に青函トンネル記念館に。

:青函トンネル:

津軽海峡の海底下約100mの地中を穿って設けられたトンネルで、全長は53.85km。1988年(昭和63年)開業。

子供の頃に開通したのだが、ハッキリと憶えている。

トンネルを掘る重機。向日葵を連想してしまった。

私達以外に客は一人だけでしたので、ゆっくり見学が出来ました。

じっくり見ようとすると1時間か2時間は掛かると思う。時間が無いので30分位で出たが、とても面白い記念館だった。

北海道最南端「白神岬」何度ここを訪れただろうか。

4年前、上の子もココに連れてきたな・・

天気が良かったのでつい日本海側まで来てしまったが、ちょっと時間的に厳しくなってきた。この時点で自宅まで440キロ。今日中に家に帰れるのか・・

本当は松前城にも行くつもりだったが、時間が無くてパス。

天気はサイコー。夏ではないので日差しも丁度良く。オープンカー日和。

絵に描いたように美しい海岸線をオープンカーで走る。これ以上あるでしょうか。

本当はきちんとした施設の温泉に立ち寄る予定だったが、話のタネに「湯とぴあ臼別」に行く事に。

私は何度か来た事があるが息子は勿論初めてだ。虫が苦手な息子に耐えられるか実験だ。

砂利道を3キロ程走り到着。ここは管理人不在の無人施設。

先客がすぐに帰って行ったので貸切だ。 100円の入湯料金を支払い入場。来場者名簿には「旭川市 北海道ロードスターaz」と書いておきました。

臼別温泉:北海道せたな町大成区平浜691

古くから知られており、温泉にまつわるアイヌの伝説もある。寛政元年(1789年)には菅江真澄が入湯した記録がある。

1887年(明治20年)に温泉宿が開業し、その後鉱山会社が経営。戦後は長らく“ランプの宿”として知られてきたが、北海道南西沖地震で施設がダメージを受けたのを機に、経営者夫婦の健康問題もあり1994年(平成6年)に廃業した。

その後大成町(後に合併してせたな町)が、1995年(平成7年)に日帰り入浴施設『湯とぴあ臼別』として再開して現在に至る。(以上ウィキペディアより)

 

向かって右が男性用、左が女性用。奥の方は一応屋根付きだが、ほぼ露天風呂と言って差し支えない。

セルフタイマーで
セルフタイマーで

更衣室を出てすぐの風景。

アブなど、数は少なかったが飛び回っていた。息子は悲鳴を上げていたが・・裸でうろついたので私と息子で1カ所ずつ虫さされの被害に遭った。

◆クリックすると拡大します
◆クリックすると拡大します

本当は積丹半島をなぞる予定だったが、時間が足りないので、噴火湾側(長万部側)に出て来た時と同じルートを帰る事に。

羊蹄山(息子が撮影) 

息子「電柱や電線が邪魔なんだよな・・」 

私「そうなんだよ。カメラを手に取って初めて分かる事があるだろ・・?」

中山峠頂上付近。結構な残雪。

札幌ICから高速に乗る事に。自宅まであと130キロだが、もう家に着いた気分だ。遠かった。。

午後6時30分。勿論オープンで高速をひた走る。

午後8時。音江PAで一休み。ちょっと疲れたなさすがに。

トンネル走行中、斜め前右車線を走るアルファードが落ちてペチャンコになっている空き缶を踏んで弾き上げ、手裏剣の様に我々の頭の上を飛んでいった。恐ろしや。。

 

自宅着午後8時30分。本日の走行距離581キロ。2日総計999キロ、久々のハードドライブだった。

息子もまずまず楽しかったようで。。

息子「今度は奥尻島か利尻島に上陸したいね」って事でした。

 

ではまた^^/