■雪月花廊と食・浴の旅       2019.8.31-9.1

息子「週末どこか行く?」

私「喰い倒れ旅をしようと思っているんだが行くか?」

息子「面白そうだな。行くか!」

 

という事で、5年前に一度行ったきり、行きそびれていた

「雪月花廊(せつげつかろう)」さんで宿泊し、

蕎麦店を食べ歩き、温泉周遊する旅の 始まり始まり・・

ロードスターで旅をする時は、下道を走る事がほとんど。

田んぼや、畑や、見慣れぬ街並みをぼんやり眺めながら走るのだ。

(上画像:29.2km日本一の直線道路 滝川側の看板)

 

日差しが強く、体力温存の為にオープンにはしたりしなかったり。

オープン走行は体力的疲労(日光や風にあたる事)と

精神的疲労(人に見られる)がある。

またオープンにしている場合、街中では気を遣い、

音楽を周囲に漏らして聴く事は出来ない。

 

本日の音楽は全て息子がセレクト。キングヌー。

岩見沢は「おもちゃと人形のはた」さんに立ち寄る。

なぜかと言えば・・

こちらに立ち寄ったのは、一昨日(8月29日)に「太川・蛭子の旅バラ」(ローカルバスを使った旅番組)で、札幌を出発して網走を目指している太川陽介や蛭子能収らが立ち寄ったのがこのおもちゃ屋さんだったからだ。

上画像のサイン色紙は左から「蛭子能収」「太川陽介」「生駒里奈」各氏。

番組内ではかつてのアイドルのブロマイドや懐かしい昭和のおもちゃが紹介され、不確かだがそれらが今でも販売している様にも見え、興味を持ったのであった。

古いブロマイドやおもちゃが特別欲しい訳ではないが、本当にそれらが販売されているのか、この目で見てみたかった。

番組内で太川陽介が遊んだボウリングゲーム。番組内では2,800円という値札が付いていた。一緒に番組を見ていた妻が、「これウチにもあったワ」だって。

 

したたかにも1プレイ100円の表示が・・。ただ、お店の奥様は無料で遊ばせてくれた。なにぶん古いおもちゃなので乱暴に扱った場合には破損の恐れがあり、100円表示をする事でそれを避けている様だ。

素早くピンを立てるシステムなんか中々のアイディアもので、皆でワイワイ遊ぶのに非常に適している。ちなみに非売品だった。残念。

 

お店の奥様にお話しを伺うと、何年か前まで在庫が何台か有ったらしいが、売れてしまい、最後の一つは記念に残してあるらしい。

デジタルにはない、人間の知恵が詰まったおもちゃ。昭和育ちの私に懐かしさが込み上げるのであった。

昭和から平成の時代のネオクラシックな売れ残りのおもちゃたち。普通に定価で購入出来る。一方相当な価値のあるブロマイドやおもちゃは非売品で、来る人達を楽しませる役割分担だった。

 

店の奥さまは「昭和の頃はね、道を挟んだ向こうにもう一つ店を構えていたんだよ~。クリスマス時期はズラーっと車が並んでね。忙しかったんだよ~」と。

番組内で今年90周年を迎えている事を知っていた私は「あと10年で100年!是非頑張って下さいね」と告げ、田宮模型の下敷きを買って店を後にした。

記念に購入した田宮模型の下敷き。コレ、多分非売品で、当時プラモデル等を買ってくれた人に配っていたんだろうね。在庫はあと30枚位あったかな?100円で購入した。

下から2段目のティレルP34が懐かしい。ティレルP34は今見るとキワモノに見えるが、1976年のスウェーデンGPで勝利を飾っているらしい。6輪化はフロントタイヤの空気抵抗を考えての事だが、意外にもコントローラブルな車体だったとの事。

ただ、ライバルマシンの台頭とその後の開発が思うように行かず、1977年をもって実戦出場は終わった。

私は完全なスーパーカー世代で、タミヤ製をはじめとしてプラモデルは数え切れないほど作ったものだ。アオシマとかフジミとか色々あったね。

1970年代から1980年代初めの頃はテレビゲームなんてものは無く、小学生だった私は外で毎日暗くなるまで野球をしたり、家ではプラモデルを作るか、コロコロコミックなんかを読むっていうのが遊びの王道だった。

さあ、本日の蕎麦店、1店目は6月にも訪れた恵庭の「思君桜」さん。

地域に愛され続けた100年食堂だ。

 

私も相当アチコチ蕎麦を食べ歩いたが、

初訪直後に再訪したくなった指数

このお店がぶっちぎりでナンバーワン。

インパクトが凄かった。

 

見よ!この麺の太さ。

歯や顎が弱い人は食べられない太さ&腰の強さが堪らない。

蕎麦を食べてるぞ感が半端ない。

 

価格も素晴らしい

もり・・・640円

大もり・・680円

ざる・・・660円

大ざる・・730円

 

今の時代、大盛りで250円とか300円取る店もあるのに40円って・・

そしてもりとざるの価格差が20円って・・良心的過ぎるでしょ!

 

息子も美味しいを連発で食べておりました。

続きましては同じく恵庭の「手打ちそば松喜」さん。

住宅の1階部分を店舗として改装した店だ。

創業は2015年との事。

住宅ベースの店内はとても奇麗で明るい。

奥さまも大変感じよく迎えて下さる。

私が注文したのは「もりせいろ(580円 )」。丁寧に刻まれたネギ、ピリッと辛い紫大根、甘辛くカツオの効いたタレ、そして程良い硬さの二八そば。美味しいです。

息子は暖かい「かしわ蕎麦(700円)」を食べておりました。

 

いつも‘もり’か‘ざる’を頼むねって? いや~、ホントは色んなの頼みたいんだけど、同じメニューを食べ続ければ、後になって店による違いを見る事が出来るので楽しいでしょ。理由はただそれだけ^^

近所の蕎麦店では天丼セットとか、食欲のままに頂いております。

そして、遂にやって来ました「雪月花廊(せつげつかろう)」さん。

2014年7月以来の再訪だ。

 

うーん懐かしいね。5年前と何も変わっていない感じだけど・・

5年ぶりのレストラン&憩いの場。懐かしい。

上画像は5年前のオーナー夫妻とのワンショット。

左から奥さま、私、ご主人の並びだ。

 

でももうコチラのご主人はこの世にいらっしゃらない。

2017年、天に召された。

 

私が2014年当時伺った際には

既にご主人は病に侵されており、

新しく何かを記憶する事が難しい状態であった。

それでも私をはじめ旅人達を明るく迎えてくれ、

楽しいひと時を過ごす事が出来た。

 

故今関氏の18歳年下だった奥さまは、現在3人のお子さんと、

サポートする為に引っ越して来られたご両親と共に

毎日精力的に「雪月花廊」を運営されていらっしゃる。

 

今関氏が残した「人生は思い出が宝物」というスローガン、

シンプルだけど、とてもいい言葉。

勿論、現在の雪月花廊の思いでもある。

奇しくも今関氏の晩年とシンクロして私の心に深く刻まれた。

 

これからも「あの時は楽しかったな」と思える、

様々な宝物を作って行こう。

 

90mもある長~い廊下。ココは雪月花廊は旧双葉小学校を利用した史料館であり、ライダーハウスであり、レストランであり、キャンプ場であり、オーナーが住む住宅でもあるのだ。

故今関氏はかつてインテリアショップや駄菓子屋を経営し、びっくりドンキーのインテリア業務を行ったり、またラジオやテレビのコメンテーターとしても活躍しており、当時の私はそのコーナーが楽しみで仕事中クルマでの移動時、ラジオに耳を傾けていた事を記憶している。辛口で優しくて突き抜けて楽しい方だった。

 

各教室は今関氏の感性が生かされた異空間となっており、タイムスリップして子供の頃の気持ちに戻れる場所なのだ。

この日数えるとバイクだけで15台の訪問があったようだ。

若いお姉ちゃんから、初老の紳士まで、

まるで我が家の様に仲良くココを利用している。

 

宿泊施設をクドクド説明しないが、

誰もが安心して宿泊出来る様、色々な工夫がされている。

体育館にはトランポリンが置かれている。

息子は初めてトランポリンに乗ったとの事で、随分楽しんでいた。

キャンプサイトはかつてグラウンドだった場所と、建物の裏手の2つに分かれている。通常は炊事場のある建物裏手を利用するのだが、今回私はグラウンドを利用させて貰った。車両の乗り入れや焚火台を使った焚き火もOK。芝生グラウンドでのキャンプは抜群に気持ちいい。

見上げる程大きい樹木がいいアクセントになっている。

テントを設営したら、ひとっ走り 蕎麦の食べ歩きと温泉巡りに出発。

お隣のニセコ地区は蕎麦店と温泉が豊富な私にとって天国の様な地域なのだ。

 

ちなみにニセコは岩内郡岩内町、岩内郡共和町、虻田郡倶知安町、

虻田郡ニセコ町、磯谷郡蘭越町からなる山岳丘陵地域の総称で、

必ずしも虻田郡ニセコ町のみを指すものではない。

 

ところで、今回の度では時折スコール級の雨に襲われた。

そして雨かと思ったら晴れたり、目まぐるしく天候が変化した。

 

私は毎回ロードスターをピカピカにして出発するのだが、

大抵最後にはグチャグチャに汚れてしまい、辟易する。

真狩村は「手打ち蕎麦いし豆」さん。以前テレビで真狩村出身のスター細川たかしがこの蕎麦店を訪れ、TVの取材交渉をしたが、まさかの拒否をされていた。

これじゃあ真狩スター細川たかしの名折れってもんで、しぶとく交渉し、ついに取材に応じてくれたという店。

食べログでも北海道の蕎麦店評価ランキングで第1位(2019年9月時点)という超高評価の店なのだ。

 

しかし、、極めて残念ながら・・・品切れで食事は出来ず。。また今度!

次は・・「手打ちそば ようてい庵」さん。。あれ~?ここも品切れかぁ。

営業時間内(AM10:55~PM4:05←随分細かいな・・)には

到着しているのだが・・残念!次!

はい次!「そば処おおはし」さん。コチラは韃靼そばと胡麻蕎麦の二刀流らしいけど・・あら、営業時間外でした(AM11時~PM3時)。うーん上手く行かない。

はい!次!。「手打ちそばと民宿なかやま」さん。

営業時間はAM11時~PM7時となっていたが・・・

こちらも暖簾が掛かっておらず。。う~む。

 

街の飲食店ってAM11時からPM2時、

PM5時からPM8時ってな感じの二本立ての営業時間が多いが、

田舎の飲食店、とりわけ蕎麦店は品切れ閉店とか、

不定期で休みとか、PM3時、PM4時閉店って所が

多いので食べ歩きに苦労する。

次!「農家のそばや 羊蹄山」さん。

こちらは営業時間外だったのを知っていて来てみた。

奇跡が起きないだろうかと・・・起きなかった。。

ちなみに営業時間はAM11時~PM3時30分(夏季)

早いな~、店じまい。せめてPM5時位迄やってくれないかな・・

その後、PM4時迄営業していると思っていた「かねまたみまた」さん(以前100年食堂企画の時に伺った事がある)にPM3時45分位に近所から電話してみたら・・「もう店じまいしちゃった」(食べログ情報によるとAM10時~PM7時営業)・・・

諦めかけていた時に一筋の光が・・コチラ「ごまそば処うさぎ家」さんだ。

もり蕎麦が無かったので「辛味大根おろしそば」を注文。蕎麦は胡麻蕎麦。

大根がピリリと辛く、食欲増進な蕎麦だね。サッパリと美味しく頂きました。

そして、これからは温泉巡りに入る。

ニセコは日本有数の温泉地帯なのだ。

2010年にサヒナキャンプ場に2泊して温泉周遊キャンプをしたが、

この辺りは温泉だらけで、まだまだ行きたい所が沢山ある。

 

道の駅やアンテナショップで販売されている、

「湯めぐり青パス」を購入した。

この湯めぐりパスは、3種類が用意され、

利用したい温泉により、パスをセレクト出来る仕組みになっている。

まずは大好きな温泉、五色温泉だ!

今迄何度利用しただろうか。

周囲に強く漂う硫黄の臭い、

ニセコアンヌプリやイワオヌプリなどの

素晴らしい景観の山々・・

 

温泉に来たぞ、と気分が高揚する場所なのだ。

他の入浴客がいた為、画像は撮影出来なかったが、

露天風呂は最上級の楽しさなのだ。

温泉の帰り、すぐ横の「ニセコ野営場」

(グーグルマップではニセコ五色温泉野営場という表記) に寄ってみる。

 

この野営場は私が昔、ニセコアンヌプリに登山した時

キャンプ地とした事がある、思い出の地だ。

また登山の時に利用しよう。五色温泉は隣で、立地は最高。

登山者の為のキャンプ地といった雰囲気がまたいい。

次はニセコ大湯沼(大沼湯ではない)。

雪秩父の隣にある、まるで地獄絵図の様に温泉が湧き立つ場所だ。

初めて見るこのような光景に息子は目の玉を開いてビックリしていた。

沼の横には散策路があり、至近距離から湯が湧く所を観察する事が出来る。

何年か前にリニューアルしてから初めて来た「雪秩父」

そのネーミングは、秩父宮雍仁親王(昭和天皇の弟)が

青年将校時代の1928年、ニセコにスキーにいらした事に由来する。

 

この温泉の露天風呂、かつては眺めが良く広々とした印象だったのだが、

今は開放感が大幅に減ってしまったような気がする。

まあ、それでも充分以上に贅沢な露天風呂だが。

サヒナキャンプ場近くまで来たので久々に様子を見て行こう。

過去に3度ココを利用した事があるが、

最後に利用してから4年以上経っていて、

全体的に森の中にいる感じが増している。

この獣道感がイイネ。随分前にオーナーと話をした時に、

ススキは計画的に植えていると仰っていた。

このプライベート感。しかも直火OK。

北海道最高峰のキャンプ場とも言われる所以だ。

炊事棟。私設とは思えない雰囲気。

温泉3湯目は「甘露の森」さん。

風呂は思ったより広くなかったが、奇麗。

この手の施設だとシャンプーも良いものを使っているので気分が良い。

すっかり暗くなった。右手に羊蹄山を眺めながら雪月花廊に急いで戻る。

羊蹄山の上に見える白い雲の様なものは光に反射した目の前の電線。

 

さあ、今日の晩御飯はキャンプ飯にあるまじき、禁断のローソンの弁当。

360km以上走って、蕎麦屋をハシゴしたり、行ったけど閉店してたり・・

最後に温泉3連発が効き、疲れがピークに達していたのでね。

 

もう少し早ければ「雪月花廊」さんがレストランなので

そこで何か頂く事が出来たんだけど・・遅すぎた。

 

でもね、テントの中でのコンビニ弁当、これが結構イイもんです。

 

道路側のサイトは我々の貸し切りだった。ノビノビ焚き火だ。

(何組かのキャンパーは皆、炊事場が近い校舎裏側のサイトを使っている)

家から持ってきた一束の薪を2時間位掛けて燃やし、楽しんだ。

(芝を痛めぬ様、焚き火台の下に板を敷き、板自体に水を含ませている)

焚き火台は UCO/FLATPACK GRILL&FIREPIT。

2度目の使用だが、軽くて収納が薄いので気に入っている。

えびの‘みりん焼き’ をローソンで買ってきた。

これをサッと焚き火に炙って食べると香ばしくて美味しいのだ。

PM11時、寝ようかと思ったら空が満天の星空。

三脚を持って来ていなかったので、

カメラをロードスターの天井に乗せ、星の軌跡を撮影。

AM3時、起床。(疲れていても早起き) 

やっぱり星が綺麗だったので、カメラをチェアに乗っけて撮影。

 

街灯が多くて、思うようには撮れなかったが雰囲気は出ている。

左端には人工衛星の直線的軌跡が撮影されている。

肉眼でもハッキリ分かった。

夜明け直前。10分間の軌跡撮影。

向こうに見える校舎の窓は光っているが、

実際は常夜灯程度の光。

気持ちの良い朝。昨日の土砂降りが嘘のよう。

緑の芝生に大木の影。夏の終わりの雪月花廊。

旧双葉小学校、歴代校長。

レストラン兼宴会場。テーブルの上に小さな子猫がチョコン。

裏手のテラス。手作りだが、とても良く出来ている。

古い学校には外せない、二宮金次郎像。

校舎裏側のサイト。

前回はコチラにテントを張った。

サイトの横には小川が流れ、小さな雑音は掻き消してくれる。

バイク置き場。カブからハーレーまで十数台が仲良く並ぶ。

日本一周中の看板を背負っているバイクが2台有った。

昨日の大雨でロードスターはグチャグチャに汚れている。

毎回毎回出掛ける度 汚れるよなぁ。

AM9時過ぎに出発。

 

ちなみに朝食もコンビニ弁当でした!^^;

今日は倶知安~小樽、そして旭川に帰る予定。天気はサイコー。

真向いには雲が乗っかった羊蹄山。

走行中の車内から息子が撮影。羊蹄山って奇麗な山だね。

電線が埋設されていれば尚最高なんだけど・・。

食べログ情報でAM10時オープンな筈の「かねまたみまた」さんにAM10時過ぎに到着も、暖簾が掛かっていない。店内を覗くとまだ清掃中だった。別な情報ではAM11時オープンっていうのもあり、おそらくそれが正しいのだろう。

多分正しい開店時間はAM11時、閉店時間はPM7時の筈だが不明。昨日PM3:45分頃電話したら、もう店仕舞いしていた。

田舎の飲食店は結構こんな感じが多いので注意が必要。そしてこういうアクシデントも楽しまなければならない。

 

ここは一度100年食堂の企画の時に来店した事がある。創業は驚きの明治35年(1902年)だ。蕎麦店ではあるが、丼ものやラーメンもある。今日は「天麩羅ラーメン」を食べたくて来たのだが・・残念、また今度。

道の駅あかいがわ。2015年オープンの比較的新しい道の駅。暑かったので、ここでジェラートを頂いた。他にベーカリーコーナー(大盛況だった)や軽食テイクアウトコーナーもあって、一休みに最適。

小樽、毛無山の展望台にて。’けなし‘とはアイヌ語で山林を意味し、はげ山という意味ではない。面白いかも知れないが、もうチョイ良い当て字は無いものかと思う。

 

この場所、小樽の街並みを一望出来、大変楽しい。

小樽の街角にある「三門(みかど)そば店」さん。

その佇まいは、地域と共に歩んで来た食堂そのものだ。

創業は1963年。

北海道の古都、小樽を抜きにして北海道の蕎麦の歴史は語る事は出来ない。

北海道最古の蕎麦店「竹老園東家総本店」さんもスタートは小樽だった。

沢山の蕎麦店がこの町に生まれ、この三門さんも

その大きな流れの中から生まれた店の様だ。

 

どこまでも庶民的な雰囲気の蕎麦店。お洒落を追求した店も良いが、

こんな店が家の近所にあったらな・・と思わずにはいられない。

もりそば(550円)。安かろう美味しかろう、蕎麦の王道。

ツユは私が好きなみりんとカツオが効いたもの。

薬味のネギもイイ感じ。

石狩当別駅そばの「蕎麦切り高陣」さんにやってきた。

下の地図を見て分かる通り、石狩当別駅のすぐそばに有る店だ。

 

話は逸れるが、2020年5月にJR札沼線の北海道医療大学駅-新十津川駅 間の廃止が決まった。北海道医療大学駅は石狩当別駅の隣だ。

石狩当別駅は札幌側の駅なので廃止にはならないが、これから果たしてどうなっていくのだろう。

この店は蕎麦だけではなく、美味しいスープカレーも

食べる事が出来るという事で、この旅ラストの飲食として

大変楽しみにして来店したのだが・・

うん?・・

ブルータス、お前もか・・

いやー、かなり楽しみにしてきたんだけど・・

さっき、道の駅とうべつの前を通ったんだけどな~。

Uターンするにも10km以上距離があるので諦めた。

また次の課題としよう。

いや~、蕎麦とスープカレー食べたかったな~!

ガックリして帰る時、高陣さんと同じふれあい倉庫内にある別な店で、白いたい焼きを買って食べた。モチモチしてとても美味しかったが、高陣ショックで何というお店で買ったのかも覚えていない。。

さあ、もう失敗は許されない。息子と二人でネットで激しく検索し、この旅の最後に相応しい店を探す。 ここだ! ‘道の駅つるぬま’敷地内の‘食の駅うらうす’内にある(ややこしいな)「蕎麦処ぼたん亭」さん。

店員さんにお尋ねしたら、この店をはじめとしてスーパーハウスの店がズラリと並んでいるが、全体は浦臼商工会が主催し、各店舗はこの蕎麦屋さんをはじめ、大判焼き屋さんや、ソフトクリーム屋さんなどそれぞれ地元の企業が運営して提供しているらしい(確かこんな説明だった。間違っていたらスミマセン)

浦臼と言えば‘牡丹蕎麦’の栽培で知られている。かつて北海道では牡丹蕎麦の栽培が主流であったが、1989年に開発された品種‘キタワセ蕎麦’の方が収穫率が高い為、現在北海道では90%がキタワセ蕎麦の作付けになっている。

牡丹蕎麦はキタワセ蕎麦に比べ、香りが良いとされている。

 

浦臼では毎年9月末に鶴沼公園でそば祭りが開催され、私も2度ほど訪れた事がある。うち1回は鶴沼公園キャンプ場で食い倒れキャンプだった。7食を一気食いしてテントで倒れた。。

食券を買う。十割もりそば600円。

麺はツルツルシコシコ。十割らしく、香りに溢れ、とても美味しい。

牡丹蕎麦の味についてはよく分からないが、

そう思って楽しんで食べれば良いのだ。

 

という事でこの旅、これにて終了。

 

今後は雪月花廊さんに年に一回は遊びに行って、

ニセコ周辺の蕎麦食べ歩きと、温泉巡りを楽しもう。

 

ではまた^^/