北海道もいよいよ冬本番を迎えます。今季最後にロードスターで旭川市の外れの水田地帯を一回りし、ガレージで休眠です。
今年も何のトラブルも無く走ってくれたロードスター。平成7年式(1995年式)とは思えない信頼性。そしてこのクルマはもはや私の一部です。
激安アウトバックは元気です。毎日仕事で使っているのですが、ボディが大きく、ゆったりとして快適なクルマです。新車で買った我が家のフォレスターよりも気に入っています。
そして間もなく日本でのアウトバックの販売が中止、そして長年続いたレガシイブランドも消滅します。スバルよ、本当にそれで良いのか?間違っていないのか?。
色々調べていたら面白いものを発見しました。LEVORG FANさんというYouTuberの方の車中泊の方法です。
この方、レイバックとアウトバックにお乗りになっているのですが、荷室を延長する為のボードの作成と車中泊の方法について紹介されており、早速マネをしてみました。
来年、砂浜で車中泊でもしながら釣りの旅をするのが目的です。
何年か前に棚を作った際に余っていた桐の板があったのでこれで作成します。
桐の板は軽くて加工しやすいので今回のボードに持って来いです。
木工も意外と楽しいです。
桐板は丁度良い長さに切り、バンドを通す穴をノミで開け、ホームセンターで買ってきた激安の黒の缶スプレーで4回塗った後、同じく激安のクリアーを3回塗ると、かなりいい感じのテカテカになり、気分は上々。
黒に塗ったのは内装色に合わせる為です。
何日か乾燥させた後に何気に缶スプレーを見ていると、、「35℃以上になると粘着感が出ます!?」。なんじゃそりゃ。35℃なんて人間の体温以下じゃないか。
一番安い缶スプレーの落とし穴であった。
桐の板はもう一枚あったのでやり直し!!
今度は家にあったジェルステインを塗りました。
色はこげ茶ですが、落ち着いた色なので良しとしましょう。
で、上が完成した画像です。
アウトバックの荷室は長いので175cmの身長の自分の場合は後席シートを倒すだけで寝るスペースが確保出来、作成したテーブルは必要ないのですが、頭上の隙間を埋める事が出来ます。
画像では倒したシートに合う角度にしていますが、吊り下げバンドの調整をする事により、テーブルとして使えるよう板面を水平にする事も出来ます。
そしてREVORG FANさんが動画で実践していた通り、助手席の後方にパソコン用テーブルをぶら下げる事により、PC操作の場所を設ける事が出来ました。
画像の状態では助手席後方が狭い感じもしますが、助手席を前に出す事によりかなりゆったりしたスペースが確保出来ます。
そしてアウトバックの荷室は画像の通り運転席を前にずらさなくても良く、この状態のまま走行する事も出来ます。
リアゲートからの様子です。
もうテントはいらないか?
(左)amazonで助手席に用意したテーブル(バッグにもなります)と、買い物ついでに(右)簡易トイレ(凝固剤付き)も購入しました。
これで人気のない海岸での野宿時に環境汚染をせずに用を足せます!?。
大人になってから漫画は殆ど読んだ事はありませんでしたが(ゴルゴ13だけは高校生の頃から集めています)、アイヌの博物館などで目にする北海道が舞台の「ゴールデンカムイ」に興味を持ち、全31巻を毎晩寝る前のベッド上で1週間掛けて読み切りました。
この漫画では北鎮部隊と言われた我が町旭川の第七師団、アイヌ、五稜郭、土方歳三、ヒグマ、網走監獄等々、かつて興味があって行った場所や、歴史上の人物が出てきますので道産子は特に面白いと思います。
ゴールデンカムイの大まかなあらすじは・・
・アイヌがかつて集めた膨大な量の砂金が北海道のどこかに隠されている。
・網走監獄を脱獄した囚人達の入れ墨に隠された金の在り処のヒントがある。
・主人公とアイヌの少女、陸軍第七師団、土方歳三等が金の争奪戦をする。
というものです。
砂金と言えば私です。今まで何度も砂金掘りに出掛けております。
道具も一通り持っていますが、今年は砂金掘りには行きませんでした。
老眼で砂金が見難くなってきている為、億劫になったのです。
北海道では多くの河川で砂金が採取出来ますが、
一番採取しやすいのが大樹町の歴船川です。
そして今年、函館方面に旅行に行った際に五稜郭も立ち寄ったのですが、この場所が重要な場所になります。読んでから行けばよかった。。
(左)漫画 と (右)今年、豪華俳優陣で映画化されたゴールデンカムイ
日露戦争で活躍した元軍人とアイヌの少女が主役として話が進みます。
思えば過去にアイヌ関係の博物館にも色々行きました・・
平取町二風谷(びらとりちょう にぶたに)にある二風谷オートキャンプ場に行った際、沙流川歴史館を見学しました。
二風谷は現在もアイヌが半数以上を占める地域で、この施設は素人目にも素晴らしい内容でした。しかも無料なのです。
実はこの施設の近隣に「萱野茂アイヌ資料館」や「二風谷アイヌ文化博物館」もあり、こちらはまだ行っていないのですが、来年行ってみようと思います・
萱野茂氏がアイヌ初の国会議員だった事はよく覚えています。
萱野氏はアイヌの民具の研究者や収集家への流出に心を痛め、自ら半世紀を掛けてアイヌ民具の収集保存をしました。
また国会議員としてアイヌ新法の成立に尽力され、アイヌの現在に大きな影響をもたらしました。
■アイヌのチセ(家)■ 広い土地に余裕を持って建てられており、
本物のコタン(村)があるようでした。
■ペペレセッ■ 春の猟で子熊を生け捕りにし、上画像の丸太小屋でイオマンテ(熊の霊を天上に送り返す儀式)迄の1~2年大切に飼育します。
最終的にその子熊はその儀式で殺されてしまうのですが、その魂は神々の世界に帰ります。北海道ではイオマンテの儀式は1955年に北海道知事名による通達で事実上禁止されていましたが、2007年に「動物による祭式儀礼」として、通達を撤回しています。
貴重な100年前のアイヌの動画。
イオマンテ(飼っていた熊を殺し、その魂を神々に送り返す儀礼)の様子が
3:00辺りから見る事が出来ます。
ゴールデンカムイを読んだ事により、
イオマンテがより深く理解出来る様になりました。
沙流川歴史館の内部の画像です。
ゴールデンカムイにも出て来た調理器具、メノコ板。
まな板と皿が一体化したものです。
狩猟に使う道具の展示も豊富です。
チェプケリ(鮭の皮で作った履物)。
これもゴールデンカムイで紹介されていました。
鮭の皮って相当丈夫なんですね。
ゴールデンカムイ関連のものも展示されていました。
ゴールデンカムイはアイヌ文化の紹介に大きな役割を果たしたようです。
「道立北方民族博物館」です。こちらはアイヌを始めとした世界中の北方民族についての博物館です。
回廊は雰囲気が神秘的です。
アイヌだけではなく、イヌイットなどの民族の紹介がされていました。こちらの博物館も素晴らしい印象でした。
白老町にある「ウポポイ」にも行きました。アイヌ文化の復興や創造を目指し、令和2年(2020年)にオープンした国立の施設です。
ウポポイとはみんなで歌う事=つまり共生 を意味しているものと思われます。
建物自体は立派ですが、二風谷にある沙流川歴史館に比べると展示物が少なく、入場料も高い為、物足りなさを感じます。
200億円も掛けて開設されたと聞きましたが、どこにそれほどのお金が掛かっているのかは理解出来ません。
もしアイヌの文化を深く知りたいなら、沙流川歴史館など二風谷周辺の博物館に行く事をオススメします。そちらの方が何倍も充実しています。
なんて言うか、見せ方が素人・・
誰が監修したのだろうか。
敷地は広く、建物はかなり立派ですが
リピートする魅力は乏しい印象でした。
無駄な箱モノになる危険性が高いです。今後に期待します。
ゴールデンカムイでは網走監獄でのシーンもかなりあります。博物館網走監獄に過去に3回行った事があるので、とても面白かったです。
26年間の服役中に4回も脱走を成功させた脱獄王「白鳥由栄」の脱獄風景です。
白鳥と思われる人物も準主役で登場します。
この博物館もかなり見どころがあるので観光にお勧めです。
最近はポルシェのオフロード&アウトドア系の動画を良く見ます。
上の画像、ポルシェ959。1986年のパリ-ダカールラリーで優勝。
959はパリダカ優勝の勢いを持って翌年市販化。搭載される2.8リッターツインターボは450psと51kgmの超ハイパフォーマンスを発揮。同時期に発売されたフェラーリF40と夢の双璧でしたね。
このクルマが採用していた可変4WDやツインターボシステムは私がかつて乗っていたBNR32GT-Rの開発参考にしたのは有名な話。
たった283台しか生産されず、いきなりプレミアモデルとなりました。ビートたけし氏も所有していましたね。
ポルシェ911ダカール(2022年)。ポルシェの遊び心。
からの911でアウトドアライフ・・。中々渋いです。
最近私が好きな古めの911が高騰し、高嶺の花となっております。
という事で今年はこれで終わり。また来年!^^/