またしても土曜の夕方から大荒れの天気予報。
仕方が無いので妻を誘いロードスターで近場に出掛けます。
旭川市の郊外、就実の丘辺りで・・。
何だか浮かない天気。
大雪山は紅葉が始まっているそうで、もう北海道は秋の入り口です。
まずは前から気になっていた美瑛の「マルハチ蕎麦」さんに。
かなり田舎で、分かり難い場所にあります。
グーグルマップで登録してあるので特に迷いませんが。
店舗は民家を利用したものです。
開店直後でお客さんはまばらでしたが、あっという間に満席になりました。
その日によって自由に食べられる何種類かの無料のメニューがカートに載っており、一通り頂きます。カボチャを煮たもの、漬物、蕎麦粉を寒天で固めて餡子を載せたデザートを頂きました。ちょっと嬉しいサービスです。
麺を打つオーナーは女性でした。数々の蕎麦関連の賞状が掲げられていました。
私が注文したのは「もり蕎麦の大盛り(900円)」それに鰹節をまぶしたおにぎりも付いてきます。
蕎麦の麺は繊細な細麺で蕎麦の香りも豊か。蕎麦汁は鰹が効いており、もう少ししょっぱいのが私の好みでしたが、十分以上に美味しかったです。
総合的にはかなりレベルの高い蕎麦で、中々巡り合えないものでした。
ご馳走様でした。また伺います。
続いてはラベンダー畑で有名な「ファーム富田」さんに来ました。
ラベンダーのシーズンは終わっておりますが、
ケイトウやキンギョソウが来園者を楽しませてくれます。
ファーム富田さんでは入場料は取りません。太っ腹です。
どこで儲けているかと言えば、充実した園内のショップです。
まずはラベンダーソフトクリーム。ほのかなラベンダーの香り。
そして、収穫したラベンダーを原料とした香水や石鹸が膨大に並べられています。
よくもこんなに・・という位、商品が開発されています。サンプルが豊富で、匂いを試せるのでとても楽しいです。妻は香水を購入していました。。
「ドライフラワーの舎」ではラベンダーを中心として様々なドライフラワーがセンス良く展示されています。これが非常に美しく、感心します。
もちろん、富良野界隈で採れた食物を原料とした商品も販売されています。
種類がとても豊富で一つずつ見ていくのが実に楽しい。
昔見た「冬のソナタ」を何となく思い起こす場所。
メロンやメロン100%ジュースを販売している売店。
来客者が居ない様に見えますが、中国や韓国の方も沢山来ています。
ラベンダーのシーズンは終わっている為、それ程ごった返してはおらず、
少し待って人が切れた時に撮影しています。
大雪山連邦を見渡しながら食事出来るテラスがあったので・・
北海道産季節の野菜とサクサクコロッケカレー(920円)と上富良野産越冬男爵いものフライドポテト(340円)を注文。
先ほど蕎麦を食べたばかりなので、妻はフライドポテトをつまむだけ。私だけカレーを頂きました。季節の野菜はブロッコリーを素揚げしたものが載っていて、これがサクサクしてとても美味しい。
そして私は大のコロッケ好きで、特にポテトのコロッケが好物です。
カレーは中辛で、手抜き無しで作られており、とても美味しかった。
何より景色が最高。このテラスで頂く食事はそれだけで美味しさ倍増。
ファーム富田さんは1903年に富田徳馬氏が中富良野で開墾したのが始まりで、富田徳馬氏の孫にあたる富田忠雄氏が1958年頃から香料用ラベンダーの本格栽培と加工に取り組み、観光農園としての基礎を築きました。
富田忠雄氏はラベンダーや香水の開発・普及に尽力し、毎年100万人以上の観光客が来園する国内有数の観光農園に育て、2015年に逝去しています。
ファーム富田さんは富田家の三代にわたる取り組みで、ラベンダー栽培→精油蒸留→香粧品開発→観光という「6次産業化」に成功したのです。
現在は富田均社長が代表を務めてブランドを継承・発展させています。
ファーム富田さんの年表。地道な努力がここまでの成功に繋がっています。
フレグランスのお試しコーナー。ムエットでお試しが色々出来るのも人気の秘訣。非常に楽しいです。これだけで来園する価値があります。
今度は隣接する「とみたメロンハウス」さんにやって来ました。
メロンを材料とした見た事もないスイーツが所狭しと並べられています。商品自体が非常に魅力的で、幾つか購入しました。おススメ出来るショップです。
で、雨が降ってくる前に帰宅します。今年のロードスターシーズンも終盤です。
始まりがあり、終わりが来る。1日1日を大切に過ごさなければあっという間に人生も終わってしまいます。
という事でまた! ^^/