■知床 羅臼へ行く

北海道もすっかり夏。知床は羅臼まで熊の湯で久々に湯浴みする為に出掛けます。

今回は帰省している息子と一緒です。

土日が休みですが、羅臼の熊の湯に早朝に入浴する為、仕事が終わった金曜日のPM8:30に自宅を出発しました。約320キロのナイトドライブです。夜にロードスターを走らせるのも久々。

上川町の某所で定点撮影。過去の画像や地図は↓

16年もの間、クルマもヒトも壊れず頑張っています。

遠軽のローソンで小休止。空は満天の星空で、楽しいオープンドライブです。

これまた能取湖の湖畔で定点撮影。16年前の植生と比べてみてください。6年前と比べると、成長の勢いは止まった様です。

国道とはいえ、野生動物が頻繁に姿を現します。特にキタキツネが路肩を小走りしている状態での遭遇が多いです。

子ギツネの為に一生懸命餌を調達しているのです。

上の動画を見ると、子育てがいかに大変か分かります。何頭もいる子供たちにひっきりなしに餌を運ぶのです。

(ジュウジギツネとは一定の毛色のキタキツネの事を言います)

時にはエゾユキウサギなんかも捕獲しており、優秀なハンターぶりが伺えます。

 

道路で車に轢かれているキツネを見ると、巣で親を待ち続けているであろう子供たちが不憫に思えます。キツネに餌を与えないでくださいね。

夜明け前の羅臼岳。車外での撮影は緊張が伴う。(ヒグマの事です)

そして目的の熊の湯にAM3:45に到着です。予定通り。

 

羅臼の熊の湯は野湯なのですが、地元有志の方々に管理され、

素晴らしい湯浴みを楽しむ事が出来るのです。

しかし、時既に遅し。地元の漁師の方が熊の湯の清掃に入られておりました。

毎朝地元の方が当番でボランティアで清掃してくれているのです。

 

大変有難いのですが、今回は入浴出来ず残念でした。

 

という事であれば、まだ野湯の候補があります。知床岬に向かって走る道道87号線の末端近くに存在する野湯「相泊温泉」です。こちらも素晴らしい温泉で、今まで何度お世話になったか分かりません。

地元有志の方々の力で湯船に小屋掛けがされております。

天気が良ければ北方領土(国後島)が一望出来ます。

階段を降り・・

畳3畳位の湯船でしょうか。足元からお湯が噴出しており、熱いので沢の水でうめながら入浴します。お湯はしょっぱいです。

あと1週間もするとうるさい吸血アブが飛び回るでしょう。この日は穏やかに湯浴みを楽しめました。

本日の宿泊場所は「羅臼温泉野営場」です。

知床の大自然に包まれながらキャンプを楽しめます。そして名称からも分かる通り、スグ傍に例の「熊の湯」があるのです。

 

またこちらのキャンプ場はチェックインがAM8時からなので、大変便利なのです。普通は午後からが多いですからね。

朝にテントを張って、日中に観光などに出掛ける事が出来ます。

このキャンプ場の最深部にテントを構えました。

夜は怖いです・・なにせヒグマの高密集生息地帯なので・・。

我がサイトから撮影。テントサイトは区画化されており、どこでも自由にテントを張る事は出来ません。それがイイ感じの雰囲気を生み出しています。

テントを張ってお腹も空いて来た事だし、朝食に繰り出します。

AM9時から営業しているお馴染み「純の番屋」です。私はこちらのお店が大好きで、今まで何度訪れたか分かりません。

ネーミングはお気付きの通り、「北の国から」由来です。

朝一番で入店したので客はまばらですが、昼時ともなればごった返しとなり、待ち時間も相当になる人気店です。

こちらが息子が注文した「羅臼丼(3,500円)」

こちらが私が注文した「三色丼(3,300円)」

 

こちらのお店の素晴らしい所は、素材のイキが良く、

付け合わせのおかずにも十分手が加えられているところ。

もちろんカニ汁だって最高です。

 

また店員のお母さん達の対応も素晴らしいのです。

都会のマニュアル化された接客の真逆の安定感。

心地良いの一言に尽きます。

食事後はニコット(ホーマックの小さいバージョン)で買い物です。

こちらは食料品が充実しており、スーパーとしても使えます。おススメ。

午後からは温泉でひとっ風呂。こちらは昨年宿泊でお世話になった「陶灯りの宿 らうす第一ホテル」さんです。日帰り入浴は500円です。

体が綺麗になったら「福住 羅臼店」さんで蕎麦を頂こう・・

こちらも馴染みのお店です。

と思ったら・・店主が入院中で蕎麦は食べられませんで、代わりに冷やし天ぷらうどん(1,300円)を頂きました。蕎麦屋さんでうどんしかないとは・・。これも楽しいハプニングです。

キャンプ場に戻り、昼寝タイム。この日は気温26℃、湿度も80%以上で道東としては中々暑苦しい日でした。

暑いので自炊なんかする気なし。コンビニの豚カルビ弁当とビールで・・

夜通し走った疲れもあってPM8時には就寝してしまいました。

翌日AM3時。おはようございます。

今度こそ、熊の湯に・・と思ったら、時既に遅し・・。

地元の方が清掃に入られています。。

昨日と同じ状態です。残念無念。

更衣室の中の様子です。また今度!

※上は過去画像です。雰囲気が良いでしょう?

テントを撤収しAM4:15にキャンプ場を出発しました。大好きな朝ドラです。

知床峠付近にて。雲海が綺麗でした。

知床峠にて。これから約300キロ。楽しいドライブです。

鹿には十分気を付けましょう。

ぶっ飛んで来ます。

ウトロにて。

早朝ドライブは交通量が極めて少なく、実にストレスフリーなのです。

北海道の夏の景色を満喫。

最後に瑠辺蘂にある「滝の湯センター夢風泉」さんで体を綺麗にして帰ります。

こちらはなんと24時間営業の日帰りかけ流し温泉なのです。

石北峠を駆け上がり・・

70年以上前の国道39号線(現道道640号線)を森林浴をしながら・・

旧国道39号線(道道640号線)はやがて現国道39号線に接続します。

この場所の道北バスのバス停は「国道分岐点」という名前になっているのです。

 

という事で、今回は久々のオープンナイトドライブを楽しみました。

 

そして羅臼温泉野営場の羅臼の街へのアクセスのしやすさを再確認し、

電源のない、野営の楽しさを満喫しました。

(最近電源ありのサイトばかりだったので)

 

ではまた!^^/