いよいよ北海道も晩秋です。あと1カ月もすると雪が降ります。
さて、今回は夕張で開催される北海道ハチマルカーミーティングと妻が行きたがっていた由仁町のユニガーデンに出掛けます。
1週間前まではニセコのサヒナキャンプ場で妻と一緒に最終キャンプを計画していて、電源ナシサイトを予約していたのですが(電源アリのカーサイトはいっぱいだった)、朝の気温予報が2~3℃位しかなく、私一人なら問題ないのですが、結局5日前にキャンセルし日帰りで出掛ける事となりました。
道道452号線。芦別経由で夕張に向かいます。
この道は交通量が大変少なく、ストレスなく走る事が出来ます。
夕張の街に入りましたら、、エゾシカの団体がゆっくりと道路を横断しています。30秒位は待ちましたでしょうか。長閑な風景で癒されます。
ハチマルカーミーティングとは名称の通り、1980年代に生産や生産開始されているクルマのお祭りです。私のNA型ロードスターは1995年式ですが、1989年に生産開始されているモデルなのでギリギリ参加出来ます。
このミーティングの参加費は展示車両・来客車両共に1台3,000円です。
AM8:30の開場と同時に入場。車両が並んでいるのは入場の順番です。
いつもは展示会場ではなく、来客者駐車場に駐車するのですが、今回は展示してみます。
展示会場に展示しても自由に出入り出来るので、飽きっぽい私やクルマに大して興味のない妻にとっては心の負担が少ないです。
手前からマーチスーパーターボ、私のロードスター、W126の300SE、C32ローレル、BA4か5のプレリュード(すみません良く見ていません)、81クレスタとバリエーションに富んでいます。
マーチスーパーターボの方とは少々お喋りをしました。手に入れた経緯は17年ほど前に行きつけの整備工場からタダで貰ったとの事です。
今では欲しくてもナカナカ買えないクルマとなってしまいました。
1989年に発売されたこのクルマ、スーパーチャージャーとターボチャージャーのツインチャージという激熱なシステムを備えております。この頃の日産は元気そのものでした。
当時はスタタボ(スターレットターボ)などがライバルで、ホットハッチは色々選べた時代です。シティーターボやターボⅡ、カルタスGTIやシャレードなどもありましたね・・。
さて、この画像は私(左)と、なんと日本カーオブザイヤー選考委員でもある宇並哲也氏のツーショットです。宇並氏は取材に来られており、妻に撮影して貰いました。(画像が小さいのは私の服装が乱れていて恥ずかしい為・・)
二人でお決まりのポーズをとっています。宇並さん、忙しい中、本当にありがとうございました。
宇並氏は人気YouTuberでもあり、ご自身のジムニーやビートルなどで北海道旅行もチョイチョイされております。
宇並氏の世界最大のクルマバカ祭りレポート。
自分もいつかグッドウッドに行ってみたい。
ビートルで北海道の旅。
楽しそうだなあ。。
パブトラ。昔、勤めていた職場にこのクルマがあって、
時々乗っていました。懐かしいなあ。。
ハイエース(H50系)。今回、このクルマが一番気になりました。色の使い方が鮮やかで、かなりオシャレです。VWタイプ2にも負けない存在感です。
左、ヤングオートなY30。私が若い頃はこんなクルマが沢山走っていました。エアロといい、ワイヤーホールといい、TVアンテナといい、当時のままです。
右のA70型スープラも昔はウジャウジャ走っていましたね。時の流れは早いもので、いつしか全く見掛けないクルマになってしまいました。
宇並氏のZ32レポート風景。仕事とはいえ相当大変そうです。
オーナーに確認しながら様々な角度から撮影をしたり、あらゆるボタンを押しまくったりして、Zの魅力を伝えようと奮闘しています。
ラーメン、焼き鳥、クレープ、たこ焼き、おにぎり等々、様々なキッチンカーも来ており、楽しく過ごす事が出来ます。
ミニカーやプラモデルの販売も。何時間でも見ていられます。
北海道ハチマルカーミーティングの開場のすぐ横には「夕張市石炭博物館」があります。クルマの見学もソコソコにこちらの博物館に行ってみます。
夕張市石炭博物館は、かつて炭鉱都市として栄えた夕張の歴史と石炭産業を伝える施設です。実際の坑道を模した展示や、採掘機械・当時の生活道具などを通じて、炭鉱労働の過酷さや地域の発展過程を学べます。昭和の雰囲気が感じられる貴重な場所で、観光におすすめです。
※夕張市は最盛期には人口11万人以上を誇りましたが、炭鉱の閉鎖と共に衰退し、現在は人口約6千人にまで減少しました。
2007年には財政破綻し、全国で唯一の財政再建団体に指定された事でも知られています。一方、夕張メロンや映画「幸福の黄色いハンカチ」の舞台など、観光資源も多く、地域再生に取り組んでいます。
入館料は大人1,200円と少し高めですが、見どころが多く楽しめます。
ただ、昭和を知る私の様な年代の人は楽しいのですが。若年者や子供はそれほど楽しくないかも知れません。
かつては夕張から小樽まで石炭を運ぶ為、鉄道が繋がっていました。先日、小樽の鉄道博物館に行ったばかりだったので、一層楽しめました。
地下坑道を再現した施設は圧巻です。
昭和初期までは手掘りで石炭を採掘していたらしく、驚いたのは女性も男性に混じって採掘していたとの事です。ちょっと信じられません。
一般の仕事よりも危険が多い為、賃金も高く、日本中から労働者が集まっていたようです。「幸せの黄色いハンカチ=高倉健氏・倍賞千恵子氏」の舞台もここ夕張で、高倉健氏は九州からやってきた炭鉱夫を演じていました。
若手だった武田鉄矢氏も今では芸能界の重鎮だもんなあ・・
坑内を照らすランプのメンテナンスをする光景。
坑道の柱を設置している光景。
坑道では馬が活躍していた時代がありました。
事故があった場合の救助隊の様子。
ランプ置き場。
様々な機器類。
掘削機器や運搬機器も多数展示されています。
炭坑内の雰囲気を存分に体感してもらう為、更に地下に進みます。大人でも炭坑内の恐ろしさを十分感じる事が出来ます。
階段が多い施設の為、結構疲れます。
坑道の先端部分を掘削機械で掘り進めている様子です。
地下奥深くでの作業、本当に大変な仕事だとつくづく感じます。
突如現れた募金箱。施設の維持管理の為の協力を求めています。。財政再建中の夕張市とはいえ、博物館でちょっとやり過ぎなのでは??と思いつつ、妻と100円ずつ募金をさせて頂きました。。
北海道ハチマルカーミーティング会場をAM11時に後にし、昼食に向かいます。
栗山町にある蕎麦店「錦水庵(きんすいあん)」さんです。
この建物は、昭和元年(1926年頃)建立の木造民家で、もう少しで100年という味のある建物です。
建物の内部はリフォームされており、大変キレイです。
蕎麦とミニ天丼のセット(1,700円)を頂きました。人気店の上、調理人員が不足していると見られ、待ち時間が1時間以上もあり、お腹がペコペコになりました。
汁はカツオが効いた私好みの甘じょっぱいもの。手打ちの麺は平麺で風味も良く、大変美味しく頂きました。
しかし、お値段はちょっと高めかな?昨今の物価を踏まえても1,500円位が妥当だと思います。味のある建物の雰囲気込みの価格と考えると良いでしょう。
実は「錦水庵」さんはすぐ隣にある小林酒造さんが運営する蕎麦店です。
小林酒造さんは明治11年創業の老舗酒蔵で、一般の方にも一部の施設が解放されています。
何とも風格のあるレンガ造りの建物には・・
酒造りの道具などが展示されています。
続いて由仁町の「ゆにガーデン」さんに向かう途中に、TVで見た事がある「UNISON」さんの横を通り掛かりました。
ど派手なご夫婦がど派手な洋品を販売するお店で、TVで見た限りでは入店するのも勇気がいるお店だったのを記憶しています。
私達は30秒ほど迷って、また次回に来る事にしました。
しかし、店の前のシボレーアバランチ。およそ日本人に似合わないこの黄色いクルマもお店のオーナー夫妻のものでしょうか?
凄すぎます。今度こそ入店してみます。
北海道LIKERSさんのHPよりオーナーご夫婦の画像を引用させて頂きました。
兎に角、派手なお二人です。商品も1点ものが多いらしく、楽しそうなお店です。
週末しか開店していない「はらぺこパンや」さんに立ち寄りますが。。
ほぼ売り切れ・・残った商品を買い占めて帰りました・・
そして本日のメイン(妻の希望)である「ゆにガーデン」さんにやって来ました。
ゆにガーデンさんはコキアで有名で、実に32,000株のコキアが植えられており、特に今時期はコキアが真っ赤になって綺麗なのです。
生憎の雨で残念ですが傘をさして歩きます。
立派な建物です。
入場料は大人1人1,000円です。
とても広大な土地にコキアが植えられています。
ピンク色の傘は無料で貸し出ししている傘です。
見渡す限りのコキア畑。
我が家の庭にも少々コキアを植えているのですが、憧れてしまいます。
薔薇などの花も植えられているのですが、今時期はコキアだけですね。
うーん、凄い。
これは管理するだけでも大変そうです。
一通り見て回ったら、デザートでも頂きます。
由栗(ゆっくり)ソフトクリーム(480円)。由仁町と栗山町で採れたサツマイモを使ったソフトクリーム。サツマイモの味が濃厚で美味しかったです。
土産店で「ゆにおはぎ(コキア)」を買ってみました。
翌日にコキアおはぎを頂きました。
白あんベースですが、色が鮮やかなのでSNS映えしますね。
結構な雨の中を帰宅の途に就きます。実は昨日の夜まで天気予報は「晴れ」だったのですが、この日は朝から雨に降られています。
天気ってスーパーコンピューター「富岳」で予測しているハズですが、富岳をもってしてもこんな感じ。女心と秋の空・・なんて言いますが、現代の科学技術をもってしても難しいのですね。
昨日ピカピカにしていたロードスターはグダグダです。
途中でどこか面白い飲食店に・・と思っていましたが、滝川市に入り、「びっくりドンキー」さんを見た瞬間、思わず入店。
レギュラーバーグディッシュS(850円)。を日替わりみそ汁(190円)とフライドポテトS(350円)と共に注文。
私はシンプルなこのメニューが一番好きです。
しかし、どれもこれも高くなったなあ・・若い頃、レギュラーバーグディッシュ150g(現在のSと同じグラム数)は500円程度で食べられましたので、物価の上昇がひしひしと感じられます。
という事でまた!!^^/